女性と政治家がともにまちを創る『一億総満足社会』政策オーディション、
2016年5月15日（日）に神戸にて開催いたしました。

5名のファイナリストによる熱いプレゼンが繰り広げられ、どの案も多くの議員さんに賛同いただきました。

結果発表

小学校でのこどもたちへの心肺蘇生教育を広めたい!・・・採用７名 ★★★★★★★

坂本晴子（神戸市）

一般市民の目撃ある心原性心停止の救命率、社会復帰率を向上させるほか、いのちの大切さ、助け合いの大切さをこどもたちに伝えていくために。 小学校でのこどもたちへの心肺蘇生教育導入を目指す。

参加議員からの感想

• いろいろ取り込んで実践していくことが大事。そう思って手を挙げました。

一人一畑一田んぼ』～農育をとりいれた学校教育、地域コミュニティを創造し、「生きる力」のある子供たちを育成する～・・・採用７名 ★★★★★★★

津村妃依里（神戸市）

学校や地域などコミュニティで、近郊遊休農地で農業体験ができるように。 農育や食育コミュニケーションを通じて神戸市のこどもたちの「生きる力」を高めるほか、遊休農地の活用や農家との新たなコミュニティ形成を目指す。

参加議員からの感想

• 難しさは感じるが子どもにとってはいい機会。連携を地域そのものとできればいいと思います。
• 自身も毎月1回息子を農業体験させていて、必要性を実感しています。親による体験格差ができているので平等に機会を与えることは素晴らしいと思います。

多様な働き方を認める病院をつくりたい！ ・・・採用７名 ★★★★★★★

坂本晴子（神戸市）

年々過酷になる医師および医療従事者の勤務環境改善のために。医療従事者による医療勤務環境マネジメントシステムの導入・推進のための、医療勤務環境改善支援センターによる活動の充実を図る。

参加議員からの感想

• 具体的な提案を聞いて、兵庫県の県議会議員として「県として取り組まざるを得ない問題だ」と感じました。

楽しい子育ての道を共に歩く 、ネウボラおばさん制度をつくる・・・採用８名 ★★★★★★★★

中川由紀子（神戸市）

「誰に相談したら良いか分からない」という育児中の母親向けに個々の子育て家庭へのケアができるネウボラおばさん（相談員）を育成・設置。妊娠・出産期、子育て期と切れ目なく子育てを見守れる体制をつくる。

参加議員からの感想

• 今の世の中おせっかいおばさんが必要。兵庫県は保健師そのものが多くない。そのあたりから改善して引き上げていく必要があると感じています。

ひとことカードで子どもと創る学童保育　・・・採用５名 ★★★★★

小林優子（神戸市）

「子どもたちが通いたい」環境づくり第一歩として、どんな要望を子どもたちが持つのか、その声を直接広く聞く仕組みづくりとしての「ひとことカード」導入。その声をデータ化し、政策の改善などに活かしていく。

参加議員からの感想

• 簡単にできそうな政策。テストでやってみるのもアリかも。ただ否定的な意見が多くなるなど、嫌な流れにしないための工夫が必要かとは思います。

市民と地域を元気にする神戸ウォーキングポイント　・・・採用６名 ★★★★★★

脇田和子（神戸市）

年々増加する医療費抑制には対策が必要。まずは健康への意識づけとして、40歳以上の希望者に対して万歩計を配布。市内店舗などにリーダーを設置しポイント付与し、一定以上のポイントの方には抽選プレゼント等を用意する。

参加議員からの感想

• 運用するにあたって、もともと歩く習慣のない人たちがどうすれば歩くようになる仕組みを考えていく必要がありますね。
• せっかくやるなら横浜市の事例をそのまま使うのではなく、横浜市のさらに上をいきたいですね。

「一億総満足社会」政策オーディションとは？

“女性と政治家が、共にまちを創る”

女性が参加する、まちづくり政策オーディション。
3 月に、オーディション参加希望者を一般公募いたします（31 日締切）。
4月より、書類審査通過者を対象とした、ブラッシュアップを行います。
5 月 15 日のイベント当日は、参加者による、議員向けプレゼンテーションを実施。議員と、議員が関心をもった政策案の発表者とで、政策実現に向けたチームを結成します。その後、議員による市議会での質問など、政策をつくる過程を、継続的に情報公開いたします。

“主婦がまちづくりの当事者に”

主婦をはじめ、女性は一般的に社会とかかわる機会が少なく、政治やまちづくりへの関心が薄いのが、いまの日本の現状です。
本イベントは、女性と政治家が共にまちづくりを考える仕組みをつくることで、くらしの当事者である女性の声がまちづくりに反映されることを目的とします。
また、ふだん政治に無関心だった女性が、政治家と主に実際に政策実現に取り組む体験をし、間近に政策作りの過程を見ることで、主体的に住みやすいまちづくりに取り組む女性が増え、結果的に、子育て環境やこどもたちを取り巻く環境の改善につながることを期待しています。

“一億総満足社会”へ

2016 年 1 月に開催した「社会をつくる女子ゼミ」のテーマは、「一億総活躍社会とは？」。
その結果、私たち が求めているのは、「一億総活躍社会」ではなく、「一億総『満足』社会」であることがわかりました。
それぞれの「満足」を書き出してみたところ、「家族の笑顔」「プライベートな時間の充実」「おいしいごはん」 と、ひとそれぞれ。多様な人々の、多様な幸せの追求が認められる社会を、私たちが当事者となってつくっていこ う。それが、今回の企画の発端であり、私たちが描く、誰もが笑顔の未来です。