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なまえアーティスト

世界にひとつしかない、あなたの名前入りの詩「なまえアート」を作成。

どんなお仕事?

名前入りの詩、「なまえアート」(※)をオーダーメイドで製作、販売するお仕事をしています。
インターネットからの注文のほか、イベントなどに出展してその場でお書きすることも。

※「なまえアート」は現在商標登録申請中です。

きっかけは?

元々は施設で介護の仕事をしていました。そして「もっと自分らしく介護に関われないか」と思っていた時、アートを通して心をケアする「アートセラピー」を知りました。

その後結婚・出産し、幸せな毎日でしたが、漠然とした焦燥感のようなものがあり、施設で交通事故などで突然身体の自由を奪われてしまった方と接していたり、父が突然死したこともあって、「今、自分が五体満足であるなら、やってみたいという気持ちを大切に後悔しないように生きたい」と思い立ち、長男が1歳の時にアートセラピーのスクールに。
デザインや美術は学んだことがなかったのですが、スクールで自由に表現する訓練をするうちに、創作することがどんどん楽しくなっていきました。

その後、アートセラピストとして高齢者施設などで活動したり、手作りのギフト用絵本の製作・販売などをはじめました。

ところが少しずつ上手くいきだした矢先、次男出産後に産後鬱に。

出口が見えない苦しさの中、自分でセルフアートセラピーをしたことで徐々に本来の自分を取り戻すことができました。そして自分が元気になったときに「同じような想いをして苦しんでいるママを癒したい」と、ママのための癒し講座やママイベントに出展するように。

そしてある時、メニューをどうするか悩んでいて、主催者の方に「名前の入った詩も、プレゼントとかで書いたことがあるからできるかも・・・」なんてポロッと言ったら、「絶対それがうけると思うから、名前の詩をやって!!」と言われたんです(笑)。
イベントでお客さんを前に書けなかったらどうしよう・・・と思いながらやってみたら、大盛況。「なまえアート」を受け取った方が号泣されることもしばしばで、私の方がびっくり。
それでも自分の中ではあくまで「なまえアート」は裏メニューだと思っていたんです。

転機はその後色々あって、作った借金を返済しないといけないという状況に追い込まれたとき。
もう一度パートに出るか、夢をあきらめないで続けていくのかという選択に迫られました。

「好きなことを仕事にして自立したい」というのがずっと前からの私の夢。

「あきらめるのはいつでもできる。あきらめるなら、できることを精一杯やってからあきらよう。今の私が提供できることで、人に喜んでもらることって何なのだろう。」
そう思った時に思い出したのは、イベントでなまえアートを書いたときに涙を流して喜んでくれたお客さんの姿でした。

そして、それまでやっていた他のことを一旦置いて、「なまえアート」にしぼって活動を始めました。

「なまえアート」を本気でやっていこうと思い、書き続ける中で、実は自分がずっとやりたかったこと伝えたかったことが「なまえアート」に凝縮されていたんだと気がつきました。
裏メニュー扱いでしたが(笑)、今では自分の天職だと思っています。

 

どうすればなれる?(必要な資格・スキル等)

とくになし。
書道も子供のころに少し習っていた程度。
アートセラピーで心のことを学んだこと、本が昔から好きでよく読んでいたこと、ずっと日記を書き続けてきたことは土台になっているかもしれません。

 

準備期間・初期投資はどれくらい?

自分で書きたい文字が書けるようになったのは、最近かもしれません。
でももっともっといいものを書いていきたいので、終わりはないのかも。
ここまでが準備期間、ここからはお金をいただくという判断もすべてが自分次第だと思います。
初期投資は、ホームページ制作、ブログカスタマイズ、商品写真撮影など。

働いている時間はどれくらい?

一日平均6,7時間ですが、納期が迫っているとご飯を食べる暇もないくらい忙しい時も。昼間だけでは時間が足りず、家族が寝てから夜中に書いたりすることもあります。

ぶっちゃけ、お給料はどれくらい?

やっともうすぐ借金が終わるので、黒字に転換できるかな(汗)
今は勉強だと思って、自腹で遠方へも出張に行ってるのでなかなか残りませんね。

この仕事の魅力・やりがいは?

戦争で両親を早くに亡くされて、ほとんど親からの愛情を知らないで育った方が、自分の「なまえアート」を受け取ったときにじーっと見つめて、涙しながら「(親の)形見もなんにもないけど、親がつけてくれた名前が形見だったんだな・・」と自分の名前に親からの愛情がこもっていたこと、自分が愛されていたことに気がつかれたそうです。
そのお話を伺った時に、お一人お一人の魂に触れる想いで仕事をしていこうとあらためて思いました。
「自分の名前が嫌いだったけど好きになれた」という感想も時々いただきますが、とっても嬉しいです。
受け取った方が、もっと自分のことを好きになったり、今ある幸せに気が付くきっかけになれたら、そんな嬉しいことはありません。
涙を流して喜んでくださったり、感激のお手紙いただいたりと、お金をいただく以上のものをこちらがいただいているな、と思うこともたくさんありますね。

逆にしんどいことは?

書くのはいくらでも書くけど、事務作業が苦痛に思うときも(笑)
ネットショップだけをやっているわけではないし、子育ても家事もしながらなので、ネットの対応がストレスになることもあります。ここは改善したいポイントですね。
自宅兼事務所なので、仕事と家庭との切り替えも課題。
納期が迫ってる仕事があると、家にいながらも仕事が気になってしまってソワソワしちゃいます(笑)。

これから目指す方へのアドバイスを!

オーダーメイド品、アート作品は自分のカラーをどれだけだせるか、だと思います。
それは人まねじゃない、自分の個性やカラーでもあると思います。

そしてまずは「やってみること」。
経験や資格に縛られず、自分らしく進んでいっていいと思います。

 

この方にお話を伺いました!

たみのともみ さん

Happy Project 代表 ・ なまえアーティスト

1977年生まれ 神戸市在住二児の母
次男の重度のアトピーで自分自身も鬱状態になり、セルフアートセラピーで自分自身を癒した体験から、ママを対象にしたセラピーや講座を開くように。
たまたま声をかけられたママイベントで披露した「なまえアート」が子育て中の母親などから支持を受け、口コミで広まり全国から問い合わせが来るように。
「なまえ」=「自分自身」、自分のことをもっと好きになってほしい、それぞれが自分らしく輝いてほしいという願いをこめて、名前から浮かぶインスピレーションで名前の入った詩を書く「なまえアーティスト」として活動中。
2011年、東日本大震災をきっかけに「絆」をテーマにした作品を創りたいと考えていた時にフォトグラファー井上理絵と運命の出会い。
「絆プロジェクト」と題し、阪神淡路大震災で被災した人々のこれまでの歩み、そして東日本大震災から復興にむけて励む人々の今を、写真となまえアートの作品にして紹介する活動を展開中。

★「なまえアート」誕生 プロフィールムービー

【ホームページ】 Happy Project
【ブログ】世界にひとつだけのなまえアート

※こちらでご紹介した内容はあくまで一例であり、仕事内容や給料・労働時間などには個人差があります。  あらかじめご了承ください。


更新日:2013-02-06|キレイにする/癒しを与えるお仕事/ものを作る/売るお仕事/自宅でできるお仕事
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