子育て支援NPO法人運営

子育て中のママパパの「困った」を解決し、サポートするお仕事です。

どんなお仕事?

働くママをはじめとする、子育て中の保護者の方々の『困った』を解決し、子育てサポートをするNPO法人『ワーキングマム』の運営をしています。また地域の親子ひろばの運営および、わらべうたベビーマッサージ講習なども開催しています。

経験年数

2011年より丸3年。4年目に入りました。

きっかけは?

転勤族の妻として、生まれ育った大阪を離れ、長女を福岡で、長男を名古屋で、それぞれ赴任先で出産。
実家に頼れない状況の中、近所に住んでいるママ友達に助けられて子育ての大変な時期を乗り越えた経験から、ママ同士のネットワークで安心して子育てができる環境作りを行政に提案するべく、活動を決心。
2011年の4月より個人事業として「民間によるファミリーサポート ワーキング・マム」を立ち上げました。

どうすればなれる?(必要な資格・スキル等)

特に必要な資格はありませんが、とにかく、まめなこと。人と接するのが好きなこと。

NPO法人の運営は利益を追求できないため、副収入を得る手段があるとなお、良いと思います。

準備期間・初期投資はどれくらい?

個人事業立ち上げまでは、約1か月。初期投資は10万円(立ち上げ前月の自分自身の給料)
4月の開業に向け、3月にアメーバブログを開設。
HP制作業者に依頼し、3月末にHPを開設しました。

労働時間

1日平均6~8時間。

お給料はどれくらい?

ご依頼自体が突発的なことが多いので、ご依頼が多い月で、6万円。少ない月で3万円ほど。

ぶっちゃけ儲かりません。儲けるためにやっているわけではないので。笑

この仕事の魅力・やりがいは?

子育て支援NPO法人運営

夫の転勤に伴って、正社員として勤めていた会社を辞めて、そのあとは、契約社員や派遣社員、フリーランスなど、さまざまな職に就いて、夫や祖父母、兄弟姉妹などのバックアップ体制のない中、勤め続けることの難しさを痛感し、ママが働き続けるために必要なサポートをする活動を開始したというのもあり。
サポート終了のメールに対する返信で「ワーキング・マムさんと出会えてよかったです」「安心して仕事することができました」など、感謝の気持ちがこちらに伝わってきたときにはとてもうれしく、やりがいを感じます。

逆にしんどいことは?

世の中にはいろいろな考え方をする方がいらっしゃるので、ワーキング・マムのサービスにひとつ、病児保育について「病気の子どもを他人に預けるなんて・・・」という批判があったり、行政に携わる方による利益追求型の企業と勘違いされること、などです。

みなさんが相手の立場になって、考えられるような、温かい世の中になってほしいと思っています。

これから目指す方へのアドバイスを!

事業を立ち上げること、「起業」の中でも、特に「ママ起業」が、最近、もてはやされているようですが、本当に孤独で、また、収入が安定するまで、かなりの努力が必要です。

NPO法人、社団法人、株式会社、どんな形でも、その起業にニーズはあるのか?求めている収入に見合った報酬が得られるのか?など、熟考した上で、始めてほしいと思います。

オススメの書籍

書籍は特にないのですが、常にマーケティングが必要で、新聞やウェブのニュースチェックは怠りません。AERAは働くママの特集をよくするので、気になる特集があるときは購読します。

この方にお話を伺いました! 西谷知美さん

西谷知美さん

NPO法人ワーキング・マム 代表理事

大阪府摂津市千里丘在住/夫、中学2年の長女、小学4年の長男の4人家族

生命保険会社営業職1年を経て、住宅情報誌の編集を2年のあと、夫の転勤に伴い、1998年3月離職。

2001年に福岡で長女を、2004年に名古屋で長男を出産し、実家に頼らない(頼れない)子育てを経験し、子育てサークルの仲間での「ご近所で助け合う子育て」経験から、長男の小学校入学を機に、2011年に子育て支援活動を開始。2013年3月にNPO法人化。

代表理事として、地域の親子ひろばの運営、サポート活動を行っている。

※こちらでご紹介した内容はあくまで一例であり、仕事内容や給料・労働時間などには個人差があります。あらかじめご了承ください。